ベッドの角、タンスの角、ソファーの角、角、角、角。私たちの生活には常に危険が潜んでいます。


足の小指という有機物と家具の角という無機物とのぶつかり合い。


そこに喜びは一遍も無く、あるのは苦しみだけ。


残された者に出来る事は、その爪痕が消え去るのをじっと待つのみ。


しかし、時としてその痛みは1日がすぎても、2日が経とうとも消える事がない。


そんな時は迷わず、近所の整形外科へ。


僕の足を見るなり医者は「あー!これはダメなやつだねー!」と光の早さで診断を下してきました。


一応レントゲンを撮ります。

初めて見る自分の足の骨。


小指の第一関節と第二関節のあいだに髪の毛の様な一筋の線。


「骨折してますね。3週間が勝負どころかなあ」


人生初の骨折。


たしかにここ2.3日は爪の間を楊枝でえぐられる様な痛みが走っていました。


原因は玄関の猫逃亡防止用のフェンスに足を引っかけたという、かなり稀な小指の痛め方です。


歩くのもままなりません。


先月の過労による体調不良から何か、良くない事が立て続けに起きている気がします。


そんな不運の連鎖を断ち切る為にも早く治したいと思い、webで検索。


「骨折 早く治す」、などのワードを打ち込み続けると、1つの素晴らしい治療法が見つかりました。


それは、猫のあのゴロゴロという喉ならし。


あれが、骨折の早期治療につながるというのです!


猫というのは他の動物よりも病気や骨折を早く回復させる事が出来るのだそうです。


また、ニューヨーク州立大学生物医学工学部クリントンルービン博士という人が、猫の2050Hzの響きが骨折を治し、骨を強化している事を研究し1999年発表しています。


さらに最近では、スポーツ選手の骨折治療に超音波治療というのがあり、患部に超音波を当てる事で治癒を促進させるというものがあるのです。


超音波とは人間の可聴域20kHz以上の音の事です。


猫のゴロゴロ音はその超音波に入る周波数があるのです!


早速帰り、我が家の3匹の子供たちに治療する様に催促。


しかし、無視。
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悲しい気持ちで、ベッドに横になっていると、一番上の子が寄ってきてくれました!


が、患部の足をしっかり踏んできます。


他の2匹もベッドの上を駆けずり回り、いつ足を踏まれるとも知れない恐怖から、落ち着いて寝る事も出来ず……


まずは患部付近にマタタビを塗ってみようと思います……



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